怪奇骨董バーチャルぶりっ子

V.T.U.B.E.R.病による脳髄解体の諸相。手弱女にも益荒男にもなれる、バーチャルだもの。

2019年1に見た:NHKバーチャルのど自慢/バーチャルさんはみている/VRadio/Splatoon2甲子園

活発な一ヶ月でしたね!

主な出来事

  • NHKバーチャルのど自慢 NHK総合
  • バーチャルさんはみている放送開始
  • ピンキーポップヘップバーン選手デビュー
  • VRadio〜がんばるぅ子のるぅ子のお部屋〜 放送開始
  • 【異能バトルTRPGVtuberたちのダブルクロス【#ダVルクロス】
  • VR FUTURE SUMMIT
  • 笹木咲の復帰:笹木は嫌われている。/命に嫌われている【歌ってみた】
  • Splatoon2甲子園
  • スリー様最後の配信

真空管ドールズ

さーて今月の真空管ドールズはー?

朝のレギュラー枠は、めざちわラジオ(7:50~)の冒頭ちょこっとを見たり見られなかったり。朝、昼のアーカイブも見たい気持ちだけでタイムとメンタルが確保できない感じであります。

いい……。

定期配信のシステムは地味にアップデートが続き、マスコットキャラクターの鳥の「すなぎも」ギミックが日々バリエーション豊かになり1/24木曜は視点で周囲を飛び回り放送ブースに突撃するなどした。年末放送の爆発ギミックなど、技術班の遊び心が発揮されていて、そんじょそこらのそんじょそこらとは一味違うチームとなっている。3Dで企業が独自システム組んでる+技術班がよく働くポテンシヤル高さすこ。

NHKバーチャルのど自慢@NHK総合 2019/01/02 夜

www6.nhk.or.jp

NHKバーチャルのど自慢@NHK総合。ニコニコのカウントダウンイベントのメインキャストがそのままNHKへスライドした格好。Vtuber企業の勢力図や関係性はよくわからないけれど、バーチャルキャスト+ニコニコで常連組と、その他組みたいななんかあるのかしら?……といったあれこれはさておき。

おい、みてるか!!カウントゼロ!!と謎のイキりが発動してしまう圧巻のバラエティ番組。のばん組もそうだったけれど、やっぱりテレビのコンテンツ制作力はバーチャルネイティブ組が一朝一夕で太刀打ちできるものではなくましてや添加のNHKがリキを入れた番組が小一時間に詰め込んだ番組が……(ここで語彙と気を失っている)

輝夜月選手のVRワンマンがなぜつつがなく催されこちらはトラブルを起こしたのか分析ねがいたい誰かに。でなければバーチャルキャストのように少しずつ実験と実績と経験を積み重ねる堅実さがほしげ。チケットの返金対応は、チケット+Viveセットの返金のみならず、「このイベント目的で(TSUKUMO)でViveを買った人=自己申告」の返品にも応じたのはフォローして英断だったとおもわれるとか言ってみるテスツ。

九条家の食卓 2019/01/03

よる配信。「夢は渋谷のスクランブル交差点を空中散歩」とちらっと述べていた話。あれおはえらく文学的な話だなあと思って聞いていたが、今夜、かなり具体的な構想として語られた。すなわち「思うい浮かんでいる絵」が具体的にある。それが実現できるほど林檎選手自体が「ビッグ」になったとき、それを実現できる技術が伴っていれば、だ。その次はタイムズスクエア

届木ウカ 一周年記念放送

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withカイト選手(VTVのリーダー)。どくとくのゆったりした空気がながれる優しい空間。披露された新アバターは神々しさとあらゆる死が重なり合う

ウカ様が、ブランドやプロデュースユニットを発表し、チャンネル名義を変えて自身は一線から身を引いたのは、実は体を壊したためだと明かしていた(内蔵が壊死しかけていた、とけっこう重体だったようだ)。そのままYoutubeとしては引退するつもりだったが、カイト選手にVTV出演のオファーを受けて復帰することになったとのこと。なるほど……。創作物を愛でることは心の中に椅子を作ること。できあいの創作物とちがって、Ytuberは相手が実在し双方向の思いやりコミュニケーションを通じて育っていく。vtuberとともにつくった椅子はとても優しくて座り心地のよい逸品になる。大切な人ができたときにその椅子に座らせてあげてください。みたいなウカ様のありがたいお話も(数日後にふわっと思い出しながら書いているのでいろいろ間違ってるかも!!)。

といいつつ、体を壊したのは意識が高すぎたこともあるので、今年は意識ひくいひくーいで活動するとの宣言あり。ご自愛くださいというのは容易いけれど、意識低くなって悪魔じみたウカ様も期待する気持が先走ってしまう。

「世界初・・・」を賭けてばぁちゃるさんとガチFIFA!!!【FIFA19】

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ピーナッツの得意ゲームFIFAで、「男性初バーチャルユーチューバー」の座をかけて勝負。「負けたら引退する!」と意気込むピーナッツくん選手に、ばあちゃる選手が「ピーナッツくんのこと好きなんで僕の負でいいです」と返す奇妙なテイテエ空間……!!

ピンキーポップヘップバーン

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ピンキーポップヘップバーン選手がデビュー。比べてしまえば地味なオーディションだったバ蠱毒(最強バーチャルタレントオーディション極み)でさえ61人の多彩な魂が集まったというのに、輝夜月選手の妹分ときたらどれだけ熾烈な争いだったか想像を絶する。それだけで初期登録10万ボーナスに値するしその期待に応えるだけの器を備えているのだ。きっと。たとえば最終選考に残った5人で別グループ(モーニングムスメとか)でデビューしても十分成功するくらいのあれがあれそう。

訃報 アバンティーズ エイジ について

訃報 アバンティーズ エイジ について

2019年01月04日

UUUM専属クリエイター「アバンティーズ」のメンバー「エイジ」が、2019年1月1日、休暇旅行先のサイパンにおいて、浅瀬で高波にさらわれてしまい、救出後、懸命な救命措置が行われましたが、搬送先の病院で息を引き取ったことが確認されました。

浅瀬で遊んでいても高波に攫われることがあるので危険です。

https://twitter.com/D_W_Underground/status/1081128057308557312

【あにハニコラボ】新年あけまして!あにハニコラボスペシャル!新春すごろく大会 & 2019運勢ランキング !【周防パトラ / ハニスト】

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もうだいぶ昔の記憶になりつつある第1回あにハニコラボは因幡はねる選手主催の学力テスト企画の決定版、続く第2回はハニスト企画のすごろく大会。ハニーストラップ内部で周防メアリ選手プレゼンツで行われたすごろくをブラッシュアップして1時間ちょいで終わるようにコンパクト化。改善!改善!団結力が異常に高いハニーストラップとスタンドプレイからくるなんちゃらのあにまーれのカラーの違いがよーく出ていた、出るように考え抜かれたすごろく企画で終始「撮れ高」だった。同じく21時から九条林檎選手の定期配信が予定されていたのだが、人間界に帰ってきてさっそく回線ネックでトラブってる様子だったので(アーカイブで見ます)、あえてこちらを選んだ苦渋は何杯も報われた。

終盤は「占い」企画で、メンバー全員分の運勢を本業の占い師にみてもらうというやつだったのだ。が、なんと運営の「ななし」さんが占い師の元へ赴いて実写で撮影してくるという結構前代未聞な企画。健康運など個別運の上位、下位の発表、総合運のランキング発表など、構成・編集ともバラエティ番組のいちコーナーとしてしっかり映像編集されていて、ななしプロの業務遂行能力の有能さを1万超人のリスナーに見せつけた。占い師さんのキャラもよかった。

あにまーれ、ハニーストラップのメンバーをどこからともなく集め、にじさんじ/ドットライブ/ホロライブにならぶ人気グループにまで育ててきたなぞの運営集団「ななし」。ライブ王企画ではてんちむ選手と縁を持っており、アバンティーズエイジさんの訃報ツイートをリツイートして哀悼の意を表するなどしていたので、

VじゃないYoutuber側に強い実績・経験・人脈があるんだろうなあと推測だけ。

【オリジナルMV】愛言葉Ⅲ/もちひよこ【歌ってみた】

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老舗クリエーター兼技術班の一周年記念動画。ただただしあわせ。「一周年企画」の制作過程と一年間の活動が走馬灯のように駆け巡る。いちぶミュージシャンがスマホ向け縦長プロモ動画でバズったのをみていちはやく自ら取り入れてくる(シロ選手の清楚の日に一瞬先駆ける機敏さ)など、最先端もいっていて強い(つよい

VRadio〜がんばるぅ子のるぅ子のお部屋〜 #1

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カスタムキャスト(バーチャルキャスト実験放送)で毎日20時からの帯番組。月曜MCはMCがんばるぅ子選手。2019/01/07の第1回放送はゲストに東雲めぐ選手を迎えていわゆるてぃてぃなトークやコーナーを展開。そして最後、次回のゲスト……が発表……「九条林檎くん」……!!!!

【1月7日深夜配信】VRadio初回配信反省会【生放送】

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そしてそのあと、るぅ子選手の単独放送で、九条林檎くん対策会議が開かれている……。オーディション開始以来、孤高of孤高の存在である九条林檎選手が、外部の選手とからむってことだけで複雑怪奇で果てしないワクワク感がありますね!!(だからこそafter企画でくるぶし選手とのセッションが特別で、その後投稿された短編音声動画が落涙を禁じ得ないものだったのだ)

以降、林檎選手の定期配信では折に触れて次の出演についてアナウンスがった。活動開始以降、初めての外部コラボであり、ここで商品価値を高めることが今後の活動に大きく躍進につながる。九条林檎選手の起用が、放送をおもしろくし、人を呼び、金に結びつくと認知されれば、だ。また、リスナーに対しては、自分は外部へゲストとして招かれたのであって、相手の配信で「粗相」をしないように厳重に注意もあった。ホーム配信での用語やノリを出さないように、と。人間の上位存在であり統治者であるって立場つよい。役得感もある。九条林檎の元には九条林檎とディナーの関係しかなく、幹部も平民も常連も初見もない平等で対等な存在だと。「自治の禁止」はシンプルだけど極めて重要。

バーチャルさんはみている #1「バーチャルさん誕生」

バーチャルさんはみている #1「バーチャルさん誕生」 アニメ/動画 - ニコニコ動画

ゲーム部パートがいつものゲーム部だったように、ゲーム部をオールスターに拡大したようでもあり、ヴァーチャルユーチューバーのハシりであるところのぐだぐだフェアリーズの再来もであり、バカバカしくてすてきな番組。

【異能バトルTRPGVtuberたちのダブルクロス【#ダVルクロス】

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熱いTRPG企画。GMは展開司選手。PLはダブルクロス経験者の佐藤ホームズ選手、未経験者から白上フブキ選手(TRPGはベテラン)と皆守ひいろ選手(ガチのRPは初めて)。セッション後、佐藤ホームズが「余りにもセッションに合いすぎててまた泣いてる」とひいろ選手の動画を引用したのが首肯で首がもげるというやつだ。

ホームズ選手が、vの者たちのロールプレイ、特にガチのRPは初めてだという皆守ひいろ選手の大活躍にいたく感動していた。無粋な物言いだけれど、vtuberである日々そのものがロールプレイなので、強さは納得できる。魂、vtuber、ゲームのロールプレイという三重の多重性がこのセッションに独特の深みを与えている。特にエンディングのセッションは、「ゲームの物語」の「vtuber皆守ひいろ選手の物語」がクロスした驚異のインプロビゼーション。かつてgdgd妖精sからなりあ☆がーるずに至る「声優」「キャラクター」「コンテンツ」の三重性から「声優」が「魂」として「キャラクター」に統合された単純化から、メタ側に新しい層が重なった新鮮さがある。なんだかんだで多層性/多相性ってのは光の当たり方が多様で漢方薬のような効能がある。

セッション後、佐藤ホームズが「余りにもセッションに合いすぎててまた泣いてる」とひいろ選手の動画を引用したのが首肯で首がもげるというやつだ。

配信中のコメントも「エモ」の大合唱で、歴史的な瞬間を目撃した気分にさえなる。繰り返しになっていまいますが。。。繰り返しになってしまうのでやめておきますね!?!?!

皆守ひいろ選手はENTUM所属としてデビューしていらい地道に活動を続け獲得しコラボでも存在感を示し着実にファンを増やし、のばん組の人気投票に憚らず悔しさを表明し躍進を誓い、ひたむきでまえむきな姿勢には不屈のヒーロー像を垣間見え、遠捲て眺めていたワイショーでさえぐっとくるものがあるのに、深く追っていた人のエンエモーショナリティメントはイカほどか!?!?

【ばあちゃる VS ふくやマスター】VRadio〜インサイドちゃんの番組〜 #1【司会系VTuberは俺だッ!】

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ねこます選手の占いが新年早々に直接対決として実現!!冒頭の動画出演冒頭、古参のオルタナティブ、パンディ選手と、急上昇中の天開司選手がそれぞれのキャラを主張しながら出演。比率としては、女性キャラクターと男性ファンが圧倒的多数派である界隈において、女性キャラクターと絡んでも最も「安心感のある」4名かもしれない……。天開司選手は惚れさす能力高い感がある(他3名はキャラクター性のネタ度が高い)のでそこらへんの際どさが最近はとてもとても楽しんでいる。

VRadio〜がんばるぅ子のるぅ子のお部屋〜 #2 【実験放送】 2019/01/14

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ニコキャス(実験放送)の帯番組、月曜MCがんばるぅ子の放送回に、かの九条林檎選手がゲスト出演。九条選手は事前に自身の定期配信で、我のコンテンツとしての価値をみせつけようじゃないかと発破をかけ、果たせるかな60マンポイント超えのギフト、1000に迫るアクティブユーザ、アンケートも好評(とても良かった92.5, まあまあ良かった6.7, ふつう0.8, あまりよくなかった0, よくなかった0)と数値だけでも大きな実績を残した。入荷され次第全力で投下されるシャケにドン引きしてるユーザーも見られましたが……。

るぅこ選手が機材トラブルで「お色直し」で退場したとき、最初は間が悪そうにしていた九条選手も、スタッフから「時間かかりそうなのでひとりでつないでください」みたいな指示が入ったのかスイッチが入って自らの定例放送のトーンで定例放送1.2倍増のサービスで独演を披露した。序盤の会話パートではキャラクター性の違いすぎが浮き彫りすぎなところがあったが、独演会ではるぅこファンや通りすがり物見遊山勢に九条林檎っぽさがよく伝わったと思われる。「人間は愚か」「エモーショナルを届ける」「リスナーは平等」とキーワードもお届けできた。

「リスナーは平等」についてはあまり伝わらない感じだったけれど、ここでは、もしリスナーが林檎選手の言いつけを守らなかったときどういうことになるかの一端をメモしておく。

杉ノ美兎
@SuginoMito
私はおこている
ごくごくずごっく一部のぶいちゅっばリスナーにおこているよ!

12:57pm ・ 1 Nov 2018 ・ Twitter for iPhone

杉ノ美兎 @SuginoMito
ぶいちゅっばに限らず、
人ってのは自分が気分良くなるためのオモチャやない

本人が好きでやっちょる事について、
どう思ったり、こうあって欲しいと頭ん中で願うのは自由やと思うけど、
悪いことしているわけでもないのに、
見えるところであーだこーだ言うんはちゃうと思うで。

杉ノ美兎 @SuginoMito
度々そういう人を見かけてはいたけど、
認知されている、いわゆる有名リスナーがそういう振る舞いをしているのはさすがに良くない。

啓蒙活動はやりたく無いけど今回ばかりは自己満足でツイートです。
私の安眠のため。

一連のツイートはすぐ消すだろうけど
おこているよ

https://twitter.com/SuginoMito

twitter.com

おこてる人と幻滅する人の空気が病巣のように感染しはじめたとき……あれやこれや……。

林檎選手にはいろいろ「助言」が入っているようで……他の人とコラボしたときの会話の仕方とか、具体的かつ細かい改善はだれしもが必要だけれども……。

AVATER2.0プロジェクトはvtuberではなく「バーチャルタレント」であり見た目がキャラクターだけど実質的(Virtuality)「タレント」だからって、事務所とタレントの方向性の違いから独立したらホサれただのいう諍いまで再現されないことを願う。が、「事務所」がタレントの商品価値を疑えば契約打ち切りもある世界だ世知辛み。「タレント」なので対外的な出演はすべて「案件」で、マネージャーが営業でとってきた・オファーを受けた仕事をこなすスタイルなのかしら。のらきゃっと選手はupd8所属だしニコニコともゆかりが深いので今回きっかけで縁が繋がるかも?だけど、意欲的な個人選手と気軽にコラボしている姿もみてみたい……のよ。なにはともあれ直近はAVATER2.0勢内の環境を整えて内部コラボとか活溌になってほしさでありんす。

@@主語@@が描く保守本流な林檎像はスリー様選手なのかもしれないが、@@主語@@も@@主語@@も「新たなvの境地」として今の林檎選手を選んだ以上、一蓮托生呉越同舟獣拳合体でやっていきた……。などとなどとセンシティブな杞憂を懐き始めた個人が睡眠不足に陥り闇に落ち、闇に落ちた者が増え、ファンの共食いや外患を招き、本来守りたいはずのコンテンツを大きく傷つける現象は短いvtubingでも多発している。いちリスナーの立場では預かり知らぬ話は預かり知らず、視聴者として楽しめるものを楽しむポゼッションで臨みたい。

https://twitter.com/TFurikake/status/1084781140869664770

着てみたい衣装は?との問に「タキシード」と答えたのは本放送のエモーショナルポイントだった。さっそくエモを刺激された有志がファンアートを速攻で上げていて、わかりみ、って思った。

VR FUTURE SUMMIT 2019/01/15

t.co

22時開始。九条林檎選手の延長カウント枠が始まったのだけど、致し方なし。

  • WFLE代表取締役DJ RIO選手
  • VIVE Japan日本責任者のにしかわさん
  • VR法人HIKKY代表の舟越靖選手
  • バーチャルキャストCVOのみゅみゅ選手

なかなかに重要人物がバーチャルキャストに各々のアバターで集結してのトーク企画。

HTC Vive製品についてのご案内(にしかわさん)

  • Vive Pro Eyeのお値段はすでに決まっている。だいたい「Vive Proの価格」+「既存のviveにアイトラッキングを追加するデバイスの価格」
  • Cosmos は PC VRスタンドアロンの Oculus Quest の対抗製品ではない。
  • Vive Cosmosとproの違いについて。Cosmosはインサイドアウト方式なので3点トラッキングに限定。6, 10点といったフルトラッキングはできない。3点限定だがベースステーション不要でポォォォォタビリティに優れたのがcosmosという位置づけ。
  • 技適の問題で日本では発売できないViveの無線化キットは、インテル社が日本当局と調整しているとか……。
  • vive pro eysのアイトラッキングは、ヒートマップ収集やバーチャルアバターの表情制御に活用できる。
    • (みゅみゅさん)普段、意識的に目線を使わないから、目で演技するのは苦労した。アバター+アイトラッキングは、演者の技量が問われる。役者はすごい。あと、あざとい上目遣いとかはほんとうにあざとい。

みゅみゅ選手の指摘わかるーん。このまえお試しにセールで開発した facerig を起動してフェイシャルトラッキングしてみたんだーが、表情を認識させるには全力で大げさに表情筋を動かす必要があった。普段ぜったいしない表情で目を開いて口角を上げて……。で、そのままちょっとゲームした様子を録画したが、もちろんゲーム中は表情筋を意識的に動かすことなんて忘れてるからブッチョーヅラ。演技力が問われまくりである。facerigの初期チューニングでは。その点、vtuber活動に特化したアプリ(にじさんじ、ホロライブ、カスキャ他)では判定がゆるくなっていて、ちょっとした表情変化がセンシティブにモデルに反映されるよう調整されていると思われる。

放送でも、大きく目の演技をすると表情筋が鍛えられて美顔効果がると締めくくられましたが、テクノロジー側の都合に人間が合わせて変化していくのは面白い現象だ。アバター+vive eyeで、片目を半目にしたらジト目になる、大げさに上を向いたら白目になる、寄り目にしたらハイライトが消えるとかコマンド化して、なんなら筋肉センサーを頬に貼って組み合わせたりして、その制御に適応した結果、無意識に普段から表情が挙動不審な人にわたしはなりたい。

バーチャル世界のセクハラ問題。

  • アバターでも身体を触れるのは不快(にしかわさん)
  • 赤の他人に迫られるのは恐怖を感じる(DJ RIO選手)
  • 一定の範囲に見えない衝突判定を置いて、弾かれるといい。(にしかわさん)
  • VRChatではパーソナルスペースが実装されている。(DJ RIO選手)
  • ATフィールド
  • 配信のコメントも同様の問題
  • どげんがせんといかん

VRChatでは今まで知らなかった弱者や異性の立場を体験できるという話題はつねづね。夫が妊婦体験したり、さまざまなハンディキャップを疑似体験する教育・啓蒙活動にVRは一役買う。ネットだから羽目を外すタイプの人間がVRで迷惑行為を働くと、リアリティが高いだけに被害者の心的なダメージも大きい。VR世界の自由と秩序のバランスをいかに保つか、という難しい課題。インターネット以降のコミュニティを通過してきた人類の真価が問われる。「さそってる格好してセクハラだとかいうのはどうなの?」とみゅみゅせんには「誘ってると感じているあなた自身の問題」とピシャリ。あえて典型的なお馬鹿を演じて基本的なお話を引き出すみゅみゅ選手の立ち回りだ。おわり。

これからなにかしたい人相談。

「機会があったらプログラミングとかしたんですが、どんな言語がいいですか?」みたいな腑抜けた質問には出演選手全員からカツが入った。何を作りたいか具体的な目標から逆算してスキルを身に着けたまえ、あるいは目標がないならすぐに何か作り始めたまえ。簡単なモデル作ってをunityで簡単に動かすだけでもいろいろなことが身につくからやってみたらいかがだろうか。ちなプログラミング言語は(手続き型言語なら)一つ覚えればあとは応用でなんとかなるからがんばりたまえ、と。わかる。

にしかわさんが「手続き型言語なら」と手堅く補足していたのが印象的。いきなり関数型言語から入るのは特殊過ぎる。が、昨今の高級言語は関数型のいいとこどりが盛んでいろいろ便利な半面、手続き型指向で勉強を始めた人にはややこしいかもしれない。

時系列は前後するが、進路に悩む高校生や年齢的にチャレンジに二の足を踏む大人の迷いにも、学歴はあんまり関係ない、新しいことにチャレンジするのに年齢は関係ないと檄を飛ばしていた。「学歴」だけいえば、現役で活躍しているいろいろなひとで、工学部情報工学科とか専門学校ゲーム開発専攻とか学歴=職歴が直結してない人ってかなり(具体的な数値はいえなっしんぐ)多いと思われるから。しかし、にしかわさんから補足の入った「英語力」は身につまされっしんぐ。ぺらぺら喋らなくてもいいから英語にアレルギーなく最新の情報を収集できる力は必須、とのこと。ぐぬぬ。わたくしも、最新の情報を収集する能力はほどほどでいいけど、英語のゲーム()を不自由なくプレイできる程度の語学力がせつじつ。

舟越さんのコーナーでは第2回バーチャルマーケットの告知や理念の説明など。

特段の新しい知見や驚きの新情報や深い洞察や大きな展望などは得られなかったが、第一線の有識者の雑談は単純に面白い。

VRChatを始めて一年が経ちました - Butadiene Works

butadiene.hatenablog.com

そんな僕にとって、GPUパーティクルを作ったことはすごく、すごく大きいことだったんだと思います。技術的には既出、すでにVRChat内にある技術。だけど作れた時の喜び、あこがれていたものがVR空間内で自由に動かせた感動、それはすごいものでした。僕はエモーショナルな風景にずっとあこがれていました。GPUパーティクルを通じて覚えたShaderでエモい雪を作れた時はとてもうれしかった。たぶん、この経験を通じて「作りたいものを作る」という楽しさを少しだけ、ほんの少しだけ知ることができたんだと思います。

一輪、エモーショナルの花が咲いたよ!

切れ痔祝い!皆ありがと! 千代家ぷりり 2019/01/17

twitcasting.tv

千代家ぷりり選手の久々の配信。切れ痔祝い。 

受験生頑張れ!ウェザーロイドセンター試験2019 2019年1月17日 LiVE 2019/01/17

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ウェザーロイドのフル充電回。冒頭オープニングトークから、こそこそっと牡丹きぃ選手の事件に触れていくストロングスタイル好き……。背景画像のおじさんがいたことから「Vユーチューバーが突然おじさんになっちゃう事件があって……きぃちゃん……」といった具合。アズリム選手のときにも臆することなく言及していったこともあったし……!

0から始める全部四角いゲーム 月ノ美兎 2019/01/17

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イクラと思わせてパチモノの別ゲーをするかと思いきやほんとうにマイクラにじさんじもホロライブもBANsも(先の72時間リレー配信は伝説になった)もハニストも、主要グループがサーバーを立ててマイクラしている。というか、MAXEND的な一時の流行を越えて定着しつつある。入り口がシンプルながら出来合いのギミックだけでも十分奥深くさらに無限のクリエイテビテイを投入できるマイクラ、で、あるが。クローズドなSNSとして優秀過ぎる面が強い。初心者指導するもよし、雑談するもよし、共同作業するもよし、探索するもよし、接待するもよし、挑戦するもよし、企画するもよし。コミュニケーションを媒介する遊び場りょくがひっじょーに高い。単独配信でも島村シャルロット選手の「シャルクラ」シリーズのように半分雑談の背景になってもよい。にじさんじくらいの大所帯になると建築性の違いとかでトラブったりするかもしれないけど、うんうんそれもまたマイクラだね!宇志海いちごと選手の「墓」みたいな異形の建築物が生まれたりするし!!

で、月ノ美兎選手が、まずは練習ということでスタンドアロンで初挑戦。月ノ美兎選手の月ノ美兎選手たるゆえんは、同じゲームをやっても他のどの選手ともことなる独自テイストのコンテンツになるところ。マイクラもまたしかりで、ヒツジに「めめめ!」と殴りかかり「海外交流です。にじさんじとドットライブの」と言ってのける冒頭から月ノ選手の逸材性をMAZA-MAZA。

イクラ……メールボックス検索したら2012年に買った痕跡がある……そして1回しか起動しなかった記憶もある……。

笹木は嫌われている。/命に嫌われている【歌ってみた】 笹木咲

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twitterで笹木選手の復帰がアナウンスされたとき

ちょうど社員がとても暇だったもんで、普段はぜんぜん見ていない(ほんとだよ!!)5チャンネルをスレッドタイトル検索したら「にじさんじアンチスレ」が実質的な本スレになってて、なんかいろいろ言ってんなあ、5チャンネルのアンチ民の意見はそういう感じか・・・・・・。ってなった。

そして正式な復帰のお知らせ。

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なにか問題があったとき、事務所はだんまりで、表立って謝罪して矢面に立つのはいつだってタレントってパティーンかじゃないか……。NGT48で事件があったときも、涙を流して告発したのもタレントで、騒動を起こした「お詫び」もタレントがステージで行っていた、あのパティーンだ。ちょっといろいろ違うけど。こんかいはいろいろちょっと違うので、じゃあ具体的に事務所はどんな声明を出せはよいのかってのは難しいけれど、せめて表向きでいいから引退と復帰の事実関係・大義名分はタレントではなく事務所がプレスしてほしさがあります。

で。。。

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アンチスレの民意」を踏まえた上でのこの動画であります。決意も悪意もネタもてんこ盛り。一言一句に解釈と憶測が乱れ飛ぶような濃厚な動画。復帰後初配信がどういうトーンで行われるのか固唾を飲みすぎているところです。もう5ちゃんねるは見ません。見ていいことなんてひとつもない。うっかりできごころで他の箱のスレちら見したら「魂の人のツイッター」がどうたらこうたらとか放送中のちょっとした映り込みや言動をつついた「考察」やら杞憂やらヘイトやらに満ちていて目の毒にしかならない。Nチャンネルはそういう毒が蜜な人の需要を満たす場なので、そういう蜜が毒にしかならないワイの需要は何も満たさないのであった。配信や動画の表沙汰を素直にエンジョイしたい勢には何も特がないのであった……。ゲーム系スレや、検討している製品・サービス等の情報収集には約立つんだけど。

君だって 誰だって いつかは同じ目に合うかもね。

悲しいかな、誰かを叩くとき、自分がいつか叩かれる側に回る可能性を想像できない。

原曲を聞いてみた

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キーも違えば歌詞もがっつり違うんだ……。

そして新作動画も。

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やった!清く正しい活動だ!ゲーム実況の短編動画はめっぽう面白かったので、オールにじさんじ体制になってゲーマーズの枠を外れてむしろネタ動画が「許される」可能性が広がってうれしみ。

シスタークレア、野球をする。

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椎名VS天開のパワプロ企画が飛び火してシスタークレアが野球をしている……。よき……。

VRadio〜がんばるぅ子のるぅ子のお部屋〜 #3 【実験放送】 2019/01/21

https://www.bilibili.com/video/av41912466?from=search&seid=3378752434422181274

先週の九条林檎選手に引き続いて、AVATER2.0から白乃クロミ選手の登場。遠隔参加のクロミ選手の音声が途切れ/ラグりがちでちょっと会話がすれ違う場面が残念なところはあり。九条/るぅ子とは間逆なるぅこ/クロミの関係性が対照的でおもしろかった。

なにげに『るぅ子がクロミを抱っこする』一幕はバーチャル界屈指の名シーンではないだろうか!人形(ひとがた)アバターは接地しており「地に足がついている感」が実在感を高める一要素である世界観で、Y軸プラスへの動きは貴重。アバター間の衝突判定のない世界で、お互いめりこまないように触れ合う抱き合うなんかはよく見る光景だけど「だっこする」ムーブは珍しい。

つづいての九条家の食卓では、VRゲーム「東京クロノス」のOculus Goでの体験版配布の予告に触れて、「我は同じ母から生まれたのにモデルが天と地ほどちがうと言われているが、我は異父兄弟に会いたい」と語れていた。それ……笹木の件でちょこちょこみちゃったごChannelのスレッドで言われてたやつや……ぬしさま……見ているな……!!正直、今の九条林檎モデルかなり好きなんだが……。VRMギルドの発表で初登場したときはたしかにちょこっとずっこける感じはあたtけれど、林檎の魂が宿って動いた姿を見慣れると親近感ほんと高いとおもいますよ……。

2019/01/27 朝

九条林檎選手の朝配信。

久々に運営体制などにがつがつ物申す系トーク。久々にいろいろぶちまけて「キレッキレなのやっていくぞー」「こういうの好きだろ?」興に乗っておられた。「移籍先まってるぞ」と言っちゃうのさすがにここはカットでみたいなトーンになるかと思いきやがんがん繰り返されるのはちょっとハラハラしたけれど。運営は早起きだから見てるんだろ?とさらにアジもかかり、ある程度うんえいと握ったプロレス要素かしらと思いきや、「運営からメール来てるぞ」と文脈的に「運営から(注意の)メール来てるぞ」なのでもっとハラハラ。しかし、あるアメリカ人が言ったとおり行儀が良いことと黙っていることとは違うので、このまま黙って沈んでゆくのは九条林檎の正義ではない、ということか。「自分が沈んていくときは(イベントなどせずに)貴様とゆっくり話して余生を過ごしたい」との宣言は本日のエモーショナルポイント。

千代家ぷりりがゲリラ配信。今朝放送されたプリキュアに大いに感動し、マシンガンもましんがんおそろしいマシンガンで語り続ける配信。名取さな選手も真っ青の「「「「限界」」」」っぷりでいつぞやのゲップシーンもふっとぶ神配信。コメントの「ぷりりのなりたい自分は?」の問にはいつもの「イケメン先輩に推されるVtuberになりたい」との回答。考えてみれば、「vtuberになって推される」って「コミュ障・陰キャ・オタク・童貞だけどイケメン(ケツもきれい)でvtuberに熱を上げている」イケメン先輩に「vtuberになって推される」ってプリキュアもびっくりな物語展開じゃあありません…!?!?

【神回】赤井はあとの3Dお披露目LIVE!【VTuber

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とつぜんの赤井はあと選手の3Dモデル配信。ホロライブ各選手は、見た目やフレーバー設定の王道さはどこへやらの「やばい」集団に熟成されているが、今回3D放送において運営ぐるみでそれに乗っかってきたというのが【神回】たるゆえん。白上フブキ選手の3Dお披露目はときのそら選手の王道さを踏襲した範囲のおふざけだったので……。

後日談によると(要出典)、ホロライブでは、公式3Dモデルの制作条件はYoutubeチャンネル登録者数@万人達成が条件だが、今回はファンメイドのモデルが提供されてなんやかんやあって公式放送に至ったらしい。わかる。2Dメインで活躍した選手が鳴り物入りで3D化したとき「造形」には原則に失望する。2Dの微細美麗なイラストと、ポリゴン予算もろもろの制約がきつい3Dでは解像度が違うから。プロの手にかかって3D化するときに「垢抜けた」雰囲気になることも大きい。3Dの肉体を得れば活動の幅は大きく広がりポリコレがゾーニングコンプライアンスシナジーでペイがグロースなので。そういう意味で、今回の3Dモデルがやけに魅惑的だったのはファンがファン目線で2Dの魅力を活かしたかったからだだからだとあと付けで解釈すると納得。そしてその魅力に当てられたマスコットキャラクターの「はあとん」が爆発四散して3Dもでるはおじゃん、というストーリーで今回限りだよと落ちをつけ年を押す演出もよい。

なによりも3Dヴァエする赤井はあと選手本人の所作ムーブメントがよかったですね!!??!!!!

闘会議一日目 テンタクルライブ

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「Virtual(実質的)」を冠せば「Itself(そのもの)」でなくても全てもは実質的にそのものたりえる。というわけでテンタクルズもまた「広義の」などとジェスチャーするまでもなく紛れもない「vの者」である。主役がステージに登場するまでのつなぎとして、シオカラーズ、テンタクルズ以外の曲をメドレーで演奏する機転はコペルニクス並みの回転だ。大型DLCによりレパートリーが増えてワンマンでワンステージを構成できるほど充実。キレキレに踊るヒメが反復横跳びでぎこちなくあんるかわよさがハイライツか。Splatoonのライブイベントは毎度サプライズがあって最高だでありんす。

闘会議二日目 Splatoon2甲子園

↑番狂わせの第1試合(閃華裂光)

↑GGBoys初戦勝利(ぽぽじろう学園高等部3年A組VS四神乱舞)

↑GGBoys二回戦勝利(VS Libalent Calamari)

↑GGBoys準決勝勝利(VSえふわんけーき)

↑GGBoys優勝(VS SpRush!!)

屈指の好カードを制し優勝を手にしたGGBoysすごい(すごみ)

【V-TV2nd#10】のらきゃっとさん特集

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のらねこP選手自身のアバターと、一般販売されるオフィシャル量産型のらきゃっと(通称:マスきゃっと)のお披露目。それに先立って、猫型のキャラクターアバターに扮した、のらねこP選手が優雅に高解像度で動きよる……。kawaiiムーブで鍛え上げた体幹と無駄なき所作はkawaii居合。ますきゃっとモデルは御尊顔がおだやかにスクラッチされ、ボディーは装飾が省エネ化されつつ独自の意匠が施され、また個性を出すカスタマイズの可能性も広がるファン唾涎の逸品。VRChatの住人でも熱心な「ねずみさん」でもないけれど、これは一家に一体所持し、ドッグタグに独自アイコンを貼ってお出かけするのが一種のVRフォーマルスタイル。

九条林檎選手も購入の機運が高まっているようで。

ちょっと話変わりますが

あんまりに貴様ら心がやられていて

迂闊に浅はかだの残忍だの言うに忍びなくなってきたな

脳みその足りん人間同士で仕え合うからそうなるのだ

大人しく上位存在たる我に跪き忠誠を誓ってみろ、はっはっは

https://twitter.com/ringo_0_0_5/status/1089812356606148612

という発言あり。定番となっている「人間は浅はかで残忍」のくだりは、「ゆえに上位存在たる我の統治が必要」へつなげるロジックなのだが、単純に否定的な言葉を好ましく思わない者も多いと想像できる。VRadioにゲスト出演したときも、このくだりはちょっとハラハラするところがあった。

https://twitter.com/TFurikake/status/1084781140869664770

「人間は賢いもの(が好きだ)」と表明したスリー選手(元・九条林檎No.3)と好対象、ではないのだけどスタンスの違いみたいなサムシングを感じました。コナミ

そんなこんなで「人間は浅はかで残忍/ゆえに上位存在たる我の統治が必要」という世界観はや必要なときにビシっと表明するけれど濫用はしないくらいの抑制は「ちょうどよい丸さ」だと思いました。コナミ

2019/01/31夜 スリー最後の配信

というわけで公式転生を決めた元九条林檎No.3、通称「スリー様」が仮称「スリー」としての最後の配信を挙行した。

最終場面で配信の一枚絵は黒猫の「スリー」ではなく「九条林檎No.3」をモチーフにしたものに。例のオーディションが終了し、九条林檎No.5の魂が九条林檎に宿ってはや1ヶ月と半が経過し、九条林檎の姿がNo.5の魂とすっかり馴染んだ現在に「スリー」が「九条林檎No.3」が姿をあらわすのは、とても言葉にならない「ややこしい」感情が巻き起こった。九条林檎だった頃が思い出される懐かしさと、いまや九条林檎ではない違和感との相俟った。

卵の姿に還り、肉体を得て活動を再開するとき、(九条林檎No.3、そして仮の姿スリー様の)すべての記憶は失われると再度宣言。「とても賢明」だと思った。

どこかの過去ログに書いたかもだけど、「蠱毒」を終えて自由の身になった魂たちの継続活動は、オーディションの制約やプレッシャーから開放されて一介の配信者として俗物化してゆくさまは、まことに勝手ながら「失望」に近いサムシングフィールがあった。等身大に戻った人たちへ勝手に失望するなんてほんとうにまことに勝手ながら。物言わず去る者、次の目標に向かって戦い続ける者、着実に準備を進め独自の転生を果たす者、おおいに逡巡し公式転生の決断を下す者、ほんとうにまことに勝手ながらそういった品位ある(「品位」という言葉が含む微妙なニュアンスをここ近年インターネットやお茶の間で「品位」が話題なった出来事をいろいろ総合して想像してほしい。ほんとうにまことに勝手ながら)人たちとの対称性に置いて。

そういう意味で、九条林檎No.3選手はオーディション終了後一週間(afterの翌日)まで沈黙を守り、九条林檎No.3の魂を仮に宿した黒猫の姿として活動を再開した。1月末を区切りに「公式転生」にむけて再び沈黙に入った。本日をもって九条林檎No.3の魂は天に還り前世の記憶も失われて新しい肉体へ転生する。twitterのツイーヒョも古いものから徐々に消えてゆくという。「転生ストーリー」として筋も通って気品も溢れ演出も巧妙で、散り方としてエモーショナルがある。九条林檎No.5選手が「散り際に最後に投稿するための大変エモーショナル動画」をオーディション中に準備してたが、勝者となることでそれが披露される日は遠のいた。対してNo.3選手の「散り際」は(11/25のNo.5選手と12/03のNo.3選手の相違と類似とがあり)たいへんNo.3選手らしいエモみがあったね、というこなみかん。

ちょま、「とても賢明」とはそういう物語的な話ではなく、視聴者を含めてリセットするという話だった。九条林檎No.3からスリー様に至る3ヶ月間で数多くの設定やネタやミームやムーブが生え、目立つ常連リスナーのキャラクター化が進み、コンテンツは大いに閉じた。オーディション時からちょいちょい見てる(コメント参加はしてない)ユーザーである嘔吐ちゃん氏でさえ窮屈さを感じるところ、初見の場違い感はイカほどか。「記憶の消失」物語においてユーザーとの関係性も白紙に戻り、パブリックな存在としての距離感に再定義されるのか(あるいは失った記憶がおぼろげに知覚される的なストーリーで前世と変わらないのか)、活動再開後のスタンスがとても興味津々気になります。転生後、公式としての距離感を持ってユーザと接する元スリー様に対し、前世で幅を利かせていた有力リスナーが「スリー様は変わってしまった」とまこと勝手ながら失望する未来も見えなくもないが、それがパブリックな存在になるってこと、か。スリー様も、最終配信ってことで顔の大きな常連客が大集合している中、初見に気を配ってしきたりを説明したりと、来世へ向けての仕切り直しを意識してる感があった。

パブリックなタレント、コンテンツ、ユーザ、ユーザコミュニティのあり方について現・九条林檎選手がひたすらに腐心しているところである。ひたすらの腐心を、直接的に明言しコントロールしていくのが九条林檎選手のなにげに珍しい一面だ(いわゆる企業勢においては)。そういうメタい振る舞いは、九条林檎選手が本当に大きくなって本当にパブリックになったら聞くことができなくなるので今のうちに楽しんでおこう。

猫舌Showroom

MC鈴木おさむ選手の番組に、AVATER2.0勢が総出演(ユイ選手は途中から)。序盤は、各人VSすずきおさむ選手1たい1のコーナーでは、鈴木選手のテレビ人ノリのがつがつしたトークにぎくしゃくする場面もあったけれど、場を盛り上げようという意識が強烈な林檎選手と、凄まじく肝が座ったボス選手が場を温め、終盤は鈴木選手がバーチャルキャストに参加「わかめニーハイ子」と名付けられわちゃわちゃするシーンはなかなかに楽しかった。前半は、メイン放送のスタジオと、AVATER2.0勢バーチャルキャストの隔たり感が強かったが、同じ空間に集まり同じ土俵にのるとやぱっり共演してるって一体感がでてよいバラエティになった。

ここまでよんでいただきいかがでしたかでしょうかございます?