怪奇骨董バーチャルぶりっ子

V.T.U.B.E.R.病による脳髄解体の諸相。手弱女にも益荒男にもなれる、バーチャルだもの。

2018年10月に見た:続々:真空管ドールズ/ぽんぽこ24 リターンズ/VakaTuberは誰だ/にじさんじの くじじゅうじ/VTuber最協決定戦/世界初男性Vtuberは誰だ!?

見たライブ・動画をひとつひとつ列挙するとえらいことになるので主な出来事のみ簡単に、簡単に。

主な出来事

  • 続々:真空管ドールズ
  • ぽんぽこ24 リターンズ
  • 学力テスト「 #VakaTuberは誰だ 」あにまーれ&ハニスト初コラボ
  • Abema にじさんじの くじじゅうじ 第1回
  • 【PUBG】VTuber最協決定戦
  • Vtuber男子校学力テスト】世界初男性Vtuberは誰だ!?
  • Splatoon2甲子園関東地区大会Day2

真空管ドールズ

さーて今月の真空管ドールズはー?

先月末、「女性二人組バーチャルユーチューバーとしては世界初」(要出典)となる、大規模なお笑い芸コンテストへの予選参加を果たし、残念ながら1回戦敗退となった真空管ドールズのフェルミ&ブロッサムペアであります。予選本番数日前に本人たちに抜き打ちで参加が伝えられ、急ごしらえでネタを仕込んだと……。当日はトップバッターで出演、その様子は直接伝えられなかったものの、当日披露したネタは後日配信内で再演されました。ほんとおつかれさまです!!

一方v界隈では、界隈内でTVバラエティ番組を倣った大掛かりな企画がいくつも敢行されています。情報バラエティ、トークバラエティ、SASUKE、学力テスト、食わず嫌い王、ものまね、カラオケ、お笑い……。身内の文脈に強く強く依存するぶん、界隈にどっぷりな人には最高の企画かと思われます。逆に距離感のある人にとっては不気味の谷ナウシカかとも思います。出演者の情報やお笑いの作法を知らなくてもいきなりステーキなTVショーとの断絶は大きく、こんごvの界隈がtの界隈へ「進出」するのならそこらへんのエトセトラはサムシングですが、もりもろのさまざまがいろいろあれこれするんだろうなあと今後も興味深げな視線を投げかけていきます。

定例配信では、ブロッサム選手の配信外でのエトセトラをフェルミ選手がちょいちょい暴露してさっそく以降定形のネタになったり、アリシア選手がいじられるのが苦手ならいじっていけばいいじゃないの精神でフェルミ・ブロッサム選手にしかけていくようになったり不動のアンナ様だったり飽きがきません。

@@月@@日23時からは久々の第3回「フェルミ王国」で、ユーザ参加型のGTAオンラインプレイです。同時視聴数1,000人が数値目標ながら、前回放送も未達におわりレギュラー放送の数値を考えて現状では難しいかなというのが大方の見立てだったのでは。わたしはといえば、23時からだだっかぶりの大型企画「さなねる診療室」(因幡はねる/名取さな選手コラボ)の誘惑も、土曜深夜の絶対王者たる竜胆尊選手の配信も振り切ってフェルミ王国を見守ってました。3時まで。

600パワー前後で推移していた視聴者数が、24時以降じわじわ伸びて800パワーを超えてきたところ休憩タイム。15分近い休憩でもあまり数を減らさず再開後もじわじわ伸びてついに900パワーに達したところでフェルミ選手がたまらず感動の涙。ここから加速的に視聴者が増えてゆき、だれも予想しなかった念願の1000パワーを突破、チャンネル登録も9000パワーに乗りダブル受賞の感動に包まれました。

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フェルミ選手のアナーキーなキャラクターがGTAの世界観にあっていて潜在力高いコンテンツ。で、今回はゲーム参加したリスナーの有能さが目立った。さまざまな衣装やモーションで彩りを添えつつ、暴力性も過度に荒れない程度の分別が効いていて、フェルミ選手の背中にC4を貼り付けて爆破したり、豪華クルーザーを用意してストリッパーも呼んだり。スムーズなヘリの操縦の一目瞭然「こいつはベテランだな」とわかるプレイヤーの支えが大きい。フェルミ性、GTA性、参加リスナー性でエンタメ性高くだれない放送が繰り広げられ、そして勢いづいた視聴者のTweet支援もあって念願の1000パワー獲得となりました。

余勢を駆って後日には、アンナ/アリシアによる地球防衛軍5の長時間配信が挙行されました。こちらは私用サムシングのためちょこっとしか見られずでした残念。ちょこっと見た途端、長時間でアンナ選手がへろへろになってて持ち前のつんつんつんつんのつんが滑ってアリシア選手を傷つけヘソを曲げてるひやひやなシーンだったんですがその後がきになります。アーカイブ……ながいけど……。

10/22週はハロウィン(ハロウィーン)シーズン。23日にはフェルミ選手(ブロッサム選手は病欠)、25日にはアリシア選手&アンナ選手の特別衣装が披露されました。特に25日は必見で、とことんかわいい衣装に仕上がったアリシア選手のお披露目からの・・・オチに使われるアンナ選手・・・とスタッフの仕込みがやりおりである。曰く普段着がハロウィンっぽいから。25日はながらく続いた地球防衛軍シリーズが終わって単発のマリオテニスACE。奇しくもアンナ選手が自ら「殺伐とした」と表現した地球防衛軍編から開放されたいへんわちゃわちゃした最高のテニス対決となりました。選手本人たちがたまえにオーバーレイ表示されてて、ジョイコンを振るスタイルのプレイの様子がそのまま映し出されるのはよさみがある。設備・技術の高さと選手たちの面白さ相乗効果よい。ほんと何かの拍子でバズってちょっきん5万パワーくらいまで急成長してほしい定期。旧ソシャゲのさまざまな因縁とかあってGree関連勢(Fictyとか)と絡みづらいとか世知辛さもあるのかしら・・・・・・。

ぽんぽこ24 リターンズ

www.youtube.com

総評。「エモ」のデフレが止まらない。何かあるたびにコメントがエッモで溢れていた。「エモエモのエモ」といえばアンダーテイルくらいの強度があったキガスが、いまや「すこだw」くらい(1/3~5/8)しか伝わらない。我々は次の単語を探す旅に出たが、逆に「すこ」がインフレすればいいじゃないと思って引き返した。朝から夜まですこすこだ。

21:00~22:00【OP】

オープニング。わきあがる高揚感いきなりの機材トラブル。シークレット枠で15分ほど音声出演したにじさんじのエースが、機材トラブルで主催者側の音声が乗らない間、番組を乗っ取る臨機応変な対応こそ神。

22:00~23:00【模擬面接 upd8 OB訪問】

圧倒的界隈内高評価によってぽこぴーの知名度をお仕上げた伝説の企画「にじさんじ模擬面接」第2弾。

@@https://www.youtube.com/watch?v=9A2V4m5MVng@@

https://www.moguravr.com/vtuber-weekly-18-4-3/

序盤15分は、死願者(皆勤の徒)ぴーなっつ、えね、あさひ選手と、「upd8 OB」織田信姫選手によるセッション。全力全開全身全霊で暴走暴発する信姫選手と圧倒される死願者のようすに抱腹絶倒な15分。後半は、前回「にじさんじ模擬面接」に倣った安定したコント。鉄板天丼。各選手、前回の模擬面接から半年間の活動を通じた成長みたいなたくましさがあります。ぽこぴー選手に至ってはTVの企画でvtuber死願者を面接する側ですし…・・・。

@@@@

23:00~24:00【シークレットゲスト】

「まいどシークレット枠だけどシルエットでだだもれでお馴染み」なところをネタにする小粋な枠。ウェザーロイド Type-A Airiこと「ポン子」選手。数ヶ月前、ウェザーロイドがvtuberとしてチャンネル開設してさっそくtwitterでコラボしてほしいvtuberを募集したところ、リプライで根強く推薦されていたピーナッツ君の画像を初めて見て「おもってたのと違う」と酷評するシーンが再放送されてめぐり合わせのいとをかし。

メインの企画は、ポン子が異常なシチュエーション+気象状況に置かれたと仮定した実況レポートを即興するというもの。後日ED枠ですこし触れられてましたが、ぽこぴー側がこの企画を持ち込んだところ、ポン子選手側からお天気要素を入れることを提案したという。「平均風速 30 m/s の風が吹く中」みたいなお天気要素はポン子選手側からの指定があって、シチュエーションは本番初提示みたいな状況だったのかしら。アドリブの架空レポートと、しっかりとした気象知識のギャップは新鮮。ポン子選手の、気象キャスターとしてのアイデンTTというか天気愛というか社会人根性というか矜持というか好感がたかい。アドリブレポートは触れるまでもなく折り紙なにがし。「強い言葉」のチョイスとぶっこむタイミングが絶妙。最後の「西高東低冬型の気圧配置で、自分が世界の支配者だと気づいたとき」みたいなシチュエーションのレポートが白眉。

24:00~01:00【POCO’s BAR】

ピーナッツくんは脇役に下って、ガチ恋バージョンのぽんぽこ選手を主役に、ガールズバー「POCO’s BAR」にホロライブの白神フブキ、にじさんじゲーマーズの本間ひまわり選手が体験入店でやってきたシチュエーションのトーク企画。終始やや空転ぎみでハラハラするところがありましたが、ゲーマーズ、ホロライブを代表するツワモノのかわいいりょくによりすべて丸く収まるパワープレイ。いいとおもいます。

初日はここでおやすみ。

12:00~13:00【フィオとピーナッツ君がいくVRC】

翌日は12時から視聴再開。VRChat(以下VRC)界の重鎮、動く城のフィオ選手を案内人に迎えてピーナッツ君がVRCのいくつかのワールドを巡る企画。アバターの試着ができるワールド、ゲームができるワールド、サイバーパンクな空間、先日行われたバーチャルマーケットの会場を経て終着駅「異世界酒場」。フィオ選手が声をかけたVRCの住人が大挙やってきてピーナッツくん熱烈大歓迎に至る。物理が効いていたら胴上げされてる流れ。群衆の中にあっくん大魔王選手おるやんけと思ったのもつかの間、のらきゃっと選手の登場でなんとか線が崩壊しかけました。なにがしがなにがししたエピックな瞬間として語り継ぎたい名シーン。

多くの人がVRCおもしろそう!やってみたい!と強く興味を惹かれたのでは。フィオ選手のプレゼンりょくたかすぎでは。

13:00~14:00【POKOPI STATION】

4組のゲストを招いた音楽番組企画。

  • ヤギハイレグ、レオタードブタ(CV:ピーナッツ君)選手。
  • ふくやマスター選手。前回のPOKOPI STATION(@@参照@@)が、vtuberとしての実質的な外部コラボ初だったようで、それから他の選手ともつながりが広がったと感謝を述べられていてほっこり。4月ころからマスターをこっそりウォッチしてますが、夏コミきっかけに界隈の「中の者」に補足されはじめたところがあります。ファンとしての地道なストーキング活動が実を結んだmだyp!なんだってー^^^^^^エフェクタ(リバーブやハーモナイザー)切り替えの物理キー操作がかちゃかちゃするのをいじられるのも鉄板に。
  • KMNZ(リズ・リタ)両選手、@@選手。KMNZの二人がぽんぽこの企画に呼ばれて震えるほど緊張しているのがおもしろい。おぬしらREALITYの大規模チャリティー番組MCでまわしてたやんけ!と思いながら。
  • 花奏かのん選手。この怪文書シリーズでは触れずにいるけれどなにげにたぶん初期からこっそり見ているかのん選手。平時の生配信でベース愛に溢れて演奏が止まらないの素敵である。ぽんぽこ選手が24時間企画を立ち上げたときまっさきに声をかけた、というのも納得感がある。

14:00~15:00【このショタがすごい! 2018】

2じ3じ枠は鈴鹿詩子選手を招いての・・・・・・。ぽんぽこ選手との対談形式。ぽんぽこ選手のエンタメ知識と鈴鹿詩子選手のオタク領域がとても良い重なりのベン図になっていた。お互いのORを共有事項として媒介しお互いのNOTをぶつけて対話する。鈴鹿詩子選手は、オタクと科学者がもっているどくとくの謙虚さもよくあらわれていた。単独放送で十分すぎるほど異彩を放っていながら、やはり対談で引き出される一面もある。有能。

15:00~16:00【推しVtuber

真空管ドールズ呼ばれてほしい。

@@メエちゃんとシカ@@:はじめまして。コメディ漫画調のキャラクターすき。一部のひとにとって、主に男性をターゲットにした女性キャラクターへのヘイトはとても高く、ひかえめなキズナアイ選手でさえNHKの科学技術コンテンツに出演するなり「性的だ」と炎上している。その他もろもろ別の論点もある以下略(例えば「女性に無知な聞き手としての役割を課す問題」があり、聞き手がキズナアイ選手ではなくフィジカル女性で、かつフォーマルな衣装のアナウンサーであっても成立する議論だ。こちらは一般的で有意義な議論ができそうだが、「ある種の表現が嫌いな人 VS そのアンチ」バトルの武器としては知識など要求レベルが高すぎて採用されないがちだ)。というわけで本件はいつものネット炎上よろしく、各論で議論を深めてよりよい社会を実現することではなく、自分が憎む対象(表現とか人物とか)を叩く/反撃するのが主目的になりがちだ。いっぽうで現実に目を向ければ、先のノーベル平和賞案件で取り沙汰されたように、中東やアフリカなどで女性への性的暴行が横行しているのと同様、日本ではNHKへのバーチャルキャラクターの出演により年間8兆万人の女性が性的搾取され苦痛を受けているというのだから炎上やむを得ないところはある。数がおかしい?それは詭弁だ。論点をすり替えないでほしい。@@否定派の人がすぐ被害者の数の話をしたがるのに似ているよね。さては右翼か左翼だな?だいたいそもそも数の問題じゃないし、本件はバーチャルを包含するので数はじっしつ無限大だ。卑近な例だが、漫画村など違法サイトによる8兆テラ万円の被害額が、当該サイト群の閉鎖により満額取り戻され、件んの出版業界が世界の富の99.9998%を独占している事実から目をそらしてはいけない。世界に目を向ければ、さまざまな経緯で不自由を強いられてきた女性が自由に表現し生きていく権利の拡大!と輪の広がるリアル、性別も容姿も種族も声も何にもとらわれず好きな体でいきていくバーチャルが広がりかけている昨今、へそ出しは卑猥だけしからん!とゴリゴリの保守派に非難を受け炎上してる現状も日本の一種惨状なのかハタ坊わからないじょー。と、と、そんなこんなネットDE大事件のエトセトラはさておき、壁で耳にしたか障子で目にした「輝夜月選手の動画はめっちゃ(「くっそ」の古い表現)面白いけど見た目が性的すぎて他人にはすすめられない」というのも一般的な感覚として納得感はある。多感な成人男性が主要顧客である以上、いくら清楚の権化とはいえ燦鳥ノム選手ですら駅乃みちか選手と同じ轍を踏んでいるほどだ。もはや呪いといってもいい。その点、流石にエメ選手を性的だ!性的搾取だ!被害額4兆円!と、シカさんを白は精子のメタファー!性的暴行の肯定!被害額6兆円!あわせて10兆円賠償しろ!と全国の裁判所に訴えるタイプの人はまだいないと思われるので、ポリコレ棒的に推せる安心感が高い。安心感高いし実際の動画コンテンツも配信出演のキャラクター性もとても好感しょくだ。生配信で緊張している→緊張がほぐれてきたをマンガ表現で演出するのは真新しい。少年ジャンプ+とかサンデーうぇぶりとかあるいはcomicoやマンガハックなどに漫画を投稿するって表現手段の代替としてのvtuber活動みたいな新しみがある。すこ。

@@さえきやひろ@@:はじめまして。CM枠に「24時間応援マラソン」を出稿していた方。小山内めい選手やもちひよこ選手に通ずるクリエーター/エンジニア系幼女。なるべくしてなった、というか「なるべくしてなれるもの」のひとつとしてバーチャルという枠が生まれた世界に乾杯である。技術は進歩し世界は広がり多様性を増し、なににもなれないと嘆かなくていいなにかになれるばしょが増えた。すきなからだで、いきてゆく。ヤッタネ!

@@ボボ@@:自己紹介動画でチャンネル登録してました。自己紹介動画からクオリティ高すぎたから。ツイッターアカウントでは極力個別vtuberについては言及しないことにしている(かわりにこのローカルテキストに書き溜める)んだけど、堰代ミコ選手とのからみは超法規的措置としてリツイートしてしまったりまである。

こんかいぽんぽこ24時出演にあたって書き起こされた動画についても、もっと完成度を上げたいと、クリエーター特有の作品への執着をみせていました。配信に登場するボボ選手は、文明に不慣れで素朴なキャラクター性からくる間合いやウィット&ユーモアが共演者と独特特有の味わい深く、デビュー間もなく神楽めあ選手らとPUBGスクアッドを組んだ現場で異彩を放ってました。あの神楽めあ選手を手玉に取る立ち回り最高だったんだけどアーカイブis残ってない悲しみ。素朴がゆえに「ピーナッツくんをリスペクトしている」発言も裏表がなく、素直に涙ぐんでしまいました。

  • マリー・アンドロイド:はじめまして。動画出演。・・・神動画じゃないか・・・・・・。と後日、初めて本編動画を本数少ないしコンパクトなのでいっき見してわんちゃん腹が捩れるまであるまであるほど笑い転げみが深まりました。あらゆる要素が詰まっている。あれとかあれとかあれとか。

16:00~17:00【じゃない方Vtuberの会】

  • ピーナッツ君(人気No.1、ちゃんちょのパートナー)
  • パンディ(かしこまり選手の相方)
  • えーちゃん(ときのそら選手の相棒)
  • 清らかな乙女丸(YuNi選手のマスコットキャラ)

マネージメント、あるいはエンジニアとして「のほう」の選手をサポートしつつ、配信や動画で「じゃないほう」として出演する(こともある)3名+ぽこぴーによる座談会企画。多くのvtuberについている「じゃないほう」の人々について認識はあっても、堂々と「じゃないほう」と銘打って名士3名を集められるのすごい。ライバル同士の出版社の編集者を集めてトークするタモリ倶楽部のような企画。

パンディ選手は前回のぽんぽこ24時かあるいはどこかで、自分に接触してくる人に「のほう」の人への下心みたいなのを透けて見てしまってつらみがある、と吐露っており、そういう感じのぶっちゃけ大会になるのかしら?と期待と不安があった。「のほう」の人によりそった社会人然とした大人の座談会になっててほっこり。

CM枠

17時枠直前のCMで放送された投稿動画についてコメント欄が大いに荒れ、ぽこぴーが状況説明するという一幕があった。

短編映画的なCMだったのだが、BGMにパロディ元となった映画のサウンドトラック音源を使用していたことが指摘された。「著作権」「アウトだろ」「まずいぞ」「著作権」「著作権」「著作権」「著作権」「著作権」みたいなコメントに埋め尽くされて、とてもこのまま次の企画に移れる状態ではなかったと判断してか、状況を説明した

  • CMの募集条件は「YouTubeに投稿していること」。これによりYouTubeへの投稿が通っていれば権利的な問題等はクリアとしていた。
  • 放送枠の収益化は切っており、また、スーパーチャットは有効なので運営上は問題はない。(補足:音源の権利関係に引っかかると、普通は動画単位で収益化が無効になる。悪質ではない限りチャンネルのBANにはならない。)
  • 念のため、アーカイブ化するときに問題のCMはカットする。
  • 名取さな選手の枠もりあがっていこう!

というわけでコメント欄もおおむね沈静化したのでした。

「このショタがすごい!」の枠でも参考画像にアニメキャラクターの版権絵がちょろっと映し出されたとき、「著作権」「著作権」「著作権」「著作権」「著作権」みたいなコメントが沸いた瞬間があり、正直、辟易なところがあります。心配する気持ちはわかるけれど、誰か一人が(一瞬、同時多発しちゃうのはやむを得ないとして)指摘すればそれでよいじゃない。第2陣第3陣と、配信者が「それに気づいて」「なんらかのアクションをとるまで」続けるのは水を差すにもほどがある(ゲーム実況でありがちなのは、配信者は試行錯誤を楽しんでいるのにユーザコメントが執拗に「アドバイス」を送り続ける現象。別なコメントには反応しているのだからコメントは見てるしアドバイスに気づいても意図的に無視しているのは明白なのに……)。配信者側としても下手に何か言うとヤブヘビになるからあえて無視してることに気づいてほしい。ユーザーコメントの著作権意識の高さはほぼ害だ。版権画像がそのまま放送に乗ると極端な拒否反応が出るが、キャラクターの目線を隠した加工がされていれば安心みたいなのも、後者のほうがよほど同一性保持権侵害で騒いでしかるべきでは?とかもやもやみある。

親身になってるつもりであれこれ干渉してくる迷惑おじさんのそんなLINEスクショとかに「うわー」と嘲笑している諸君、諸君がコメントでちょさっけんに過敏に反応して配信の空気が白けるのも、有象無象のアドバイスをマシュマロに送って配信者を疲弊させるのも同じ構造の迷惑行為だ。マシュマロを閉鎖するお気持ち表明配信などいたたまれない。また、アドバイスが殺到し配信者が所属運営に相談して、運営側から「お断り」がアナウンされた事例もいたたまれない。杞憂民は杞憂ではなく楽しむことに喜びを見出してほしい。杞憂してもアドバイスしても万が一にもあれなのだから。潜在的めいわくおじさんは最大の顧客であるだけに、リスナーとの距離のとりかた手法は古の古から難しい問題とされている。逆にリスナーを監視して詰める人もいれば、蝶&蜂で立ち回る人もいる。そしてそんなこんなを長文にしたためているこのテキストを(今の所よていはないが)インターネットに公開するのもまた・・・・・・。つらみ・・・・・・。

17:00~18:00【神対応名取さな】

迷惑おじさんたちの荒ぶりはぽこぴーによる説明と数分のインターバルで沈静化したものの、やや白けたムードは払拭できない。ここで、名取さな選手によるお詫びのお言葉がご開陳である……。荒れた会場を演奏歌声一発で黙らせ熱狂させる、音楽漫画の如き神の一手……!!これが配信者のパワー、コンテンツのちからDA?

本編は、いくつかのシチュエーションで名取さな選手が、しつこいオタク、クレーマー、誘拐犯など「やっかい」な相手を神対応によって懐柔させる、といった即興寸劇。厄介役は、ピーナッツくん選手、ゲストにあさひ選手と卯月コウ選手。あさひ選手のチンピラっぷりは堂に入ってるし、卯月選手の「配信王だぞ!」はパワーワードだ。配信王前後の文脈を加味してもしなくても単純におもしろい結果となってたいへん満足。開始前の微妙な空気は完全に払拭された。

18:00~19:30【ケリンのぶちとば】

30分枠。ケリン選手のスタミナが持たないから、か。30分にコンパクトな企画でほどよいサイズ感だった。

本編にネタにされたにじさんじ役員いわなが選手らのtwitter上での「場外乱闘」があった。やっぱりここでも問題なのは、ケリン選手のデリカシーでもなく、いわなが選手のTPOでもなく、それを本放送のコメントでご注進して「いわながぶちぎれで草」「いわながぶちぎれで草」「いわながぶちぎれで草」「いわながぶちぎれで草」「いわながぶちぎれで草」と騒ぎ立てるユーザーたちだ。せっかく神対応によって温まった空気をまたもやリスナー自らぶち壊していくのつらい……。お互い勢いで言っちゃったことですから……。ご注進、伝書鳩は基本的に迷惑行為(迷惑度はゲームにおけるゴースティング、チーミングに近い)ってこと教育的指導が必要……。そのてん、叶選手は配信中に他の配信者と偶然マッチングしたとき、伝書鳩行為は相手に迷惑がかかるから絶対やめてくださいね、とリスナーを教育してるの偉いなあと思いました。難しい問題。

19:45~20:00【中間テスト】

途中、ハラヘに耐えかねてお食事タイムで一時抜けあり。なにかと間延びしがちな学力テスト企画を1時間ちょいにぴったり収めるのすご……。

21:00~22:00【ED】

エンディング。サプライズ的ゲスト枠は伊賀忍者vtuberの、あの方。一部物議も醸したCM企画について、各CM動画はもちろん双方了承の上流しているのだけど、Youtubeシステム的には重複コンテンツのアラート対象であり、最悪アカウントBANも覚悟した上の放送だったようだ。ぽんぽこ選手が「ぽんぽこがBANされてもピーナッツくんのチャンネルがあるから」と延べ「やめてください。ボクのチャンネルのブランディングがあるんです」と突き放すの微笑ましげ。裏番組として同時配信されたいくつかの企画についての謝辞もありました。ふぇありす選手の配信は2日目(午後)から同時視聴していたので、選手がダウンしてすやすやでワロタしてから視聴者がめきめきとふえてライブ王に迫る勢いをみせたのを不思議なこともあるもんだなーと眺めてました。ふぇありす選手の問題提起から企画が動き始めたこの24時間配信のテーマは「個」。最後にこのテーマに関して総括が欲しかったところがありますが、一部なり全部なりリアルタイムなり後おいなりで体験したユーザひとりひとりが自らに総括要求していきましょう。総括とは何か、漫画「レッド」シリーズはオススメです。ダイマ(誤用)

ぽんぽこ24時(アーカイブ視聴)

みたら書く。

01:00~02:00【n-buna(ヨルシカ)即興作曲】

(まだみてない)

02:00~03:00【デカキン】

(まだみてない)

03:00~04:00【Vtuber有識者会議】

(まだみてない)

04:00~06:00【凸】

(まだみてない)

07:00~07:30【おはガク出張版】

(まだみてない)

07:30~08:00【すくすくめぐちゃん】

平日の7:30~8:00にShowroomで毎日配信している東雲めぐ選手を休日の同時間帯に呼んで、ピーナッツ選手の朝番組「すくすくピーナッツ君」のパロディをやるっちゅういろいろなミラクルな企画。ホームのレギュラー番組では堅実に役割を演じて癒やしの空間を作り上げている東雲めぐ選手が、怪しい現場にゲストとして登場するとけっこうはっちゃけた感じになるの、よき……。

08:00~11:00【考え中】

学力テスト「 #VakaTuberは誰だ 」あにまーれ&ハニスト初コラボ【因幡はねる / あにまーれ】

www.youtube.com

あにまーれ+ハニーストラップ全員参加による初の合同企画は学力テストやーつ。ぽんぽこ24時の最終企画と日付がかぶっちゃいましたが致し方なし。

テスト問題の作成・採点、および当日司会進行は、「学生時代、勉強しかやることがなかったから学力はvtuberトップクラス。学力テストの回答者側にまわったらぶっちぎりで1位を取ってしまうから勝負にならない」と自称する因幡はねる選手。義務教育の範囲内を主体に、いちぶ時事問題や社会常識的な設問を含む構成。

問題・回答も公開されています

3時間半におよぶ長丁場にも関わらず視聴者数12000人前後をキープしており、各メンバーのファン総出(複数人を見ている人が多いので、ユニークユーザーで12000人)で見守っていたと思われる。

試験は音声通話をオンラインにしながら遠隔で行われたらしく、試験中の様子が因幡選手から「@@解いてるとき@@って言ってたよね」などと随所に差し込まれるのは新しいスタイルだ。エピソードとしてストックしてたんだなあと頭が下がる。個別珍回答の選択、順序、トーク展開も綿密で、練りに寝られたはねる選手の筋書きと予期せぬ反応を起こす各メンバーの掛け合いは常時良い方に転び続け、まさにスタンドプレイから生じるチームワーク。

直属の身内であるあにまーれメンバーには厳しく、集団の中では目立たないハニストのシャル、エリ選手には優しく積極的に絡んでいく態度の使い分けは卓越。ミコ、メアリ選手の持ち味も引き出し、パトラ選手の起用が少なめだった印象だけど、振られなくてもアピールするちからのあるパトラ選手なので立ち回りはお任せされていた感がある。プロレス因縁関係もありますし、変な馴れ合いムードをださないほうがこの二名の関わりは今後の展開に期待が広がる。名司会として語り継ぎたい。

めちゃイケでブームを起こした学力テスト企画には「間違いを晒し上げて笑いものにする」行為に嫌悪感を覚える人も多いと思う。その点、「誤答が結果として大喜利的な観点で面白くなってる」観点でのチョイスがしっかり効いてて安心感があります。大喜利化しにくい、とくに数学では、誤答に対して、どう考えたらそういう答えが導き出されるのか教師がじっくり考察し、「@@と@@の数字を足して@@を書き加えたからこの回答になったんだよね(でもまちがってるんだよなあ)」と本人に確認してゆくスタイル。エンタメとしてとても斬新と目からウロコだったのだけど、家庭教師をしてい(る/た)因幡選手としては生徒の誤った過程を汲み取って、正しい思考へ導くセオリーだったのかも。というのも、成績はビリ2になってしまったミコ選手が後日談で「今までの先生には何できないんだと怒られてばかりだったけど、はねる先生はボクがどう考えたのか分かろうとしてくれる。こんな先生に教わりたかった。」のようなことを述べられていて(要出典)不覚にも謎の感動があったから。

スタンドプレイが強いあにまーれメンバーはそれぞれ持ち味を発揮し、箱的イメージが強いハニストの各メンバーの個性も引き立てられ、おのおのに興味を持たれた人も多いのではないかと思わせるとてもよい企画でした。

@@要出典@@

学力テストの大成功を受けて、ダントツの成績トップを収めたエリ選手の翌日の歌配信は4000名に迫る盛況。

@@要出典@@

予定時間が過ぎても「ギターがすきだ」「歌がすきすぎる」と愛が爆発して30分近く延長する大満足セット。

第2回 ミリンケーキ杯

team-detonation.net

vtuberではなく、Splatoon2のユーザ(デトネーションゲーミング所属選手なので厳密にはエトセトラかも)主催の大規模大会の様子。たとえば先に決勝進出を決めたGGBoyzが、次の準決勝のストリーミングを見ながらあれこれ喋ってるのが抜群に面白かった。オフィシャル配信実況のミリンケーキ選手もトッププレイヤーであり実況の質は折り紙付きなんだけどあくまで主催者の中立的な立場にならざるを得ないのに対し、GGBoyzは出場者目線で自由奔放にしゃべるのだから敵わない。GGBoyzの決勝相手は、現メタゲームの定番編成であり、強い編成に磨きをかけ勝ち上がった。対して、元メタゲーム主流とはまったく異なる自分たちらしさを貫いた構成で挑むGGBoyzがヒーローに見える熱い決勝となった。刺されば強いが高いリスクを取るGGBoyzに対し、攻守ともに手堅い(のでメタゲームの主流になった)相手チームが期待値通りの安定感を出して勝利。グッドゲーム。

Abema にじさんじの くじじゅうじ 第1回

panora.tokyo

何ヶ月前かの怪文書にAbemaTVでvtuber専門ちゃんねるつくればいいじゃないみたいにてけとーなこといっていて、いざじっさいゴールデンタイムにレギュラー番組が始まるっつうと、率直に面倒くささが強い。配信プラトッフォームが増えるのは単純にめんどくささが強い。ぜーんぶYoutubeに集約するか同時配信してくれなきゃいやだーうわあああああん。とわいえ、動画・ストリーミング等の視聴行為はiPad Pro 第1世代のデカイヤツで行っているので、各プラットフォームのアプリに適切な通知権限を与えてこまめに見たい配信者や番組をファボっておけば、iOSの通知にもろもろが集約されるのでなんとかなるっちゃ説はありもうす。と思った時期がありました。ずっとアプリからの通知は拒否してきたわたしであります。メール、メッセージ、ラインなどコミュニケーションアプリも頑なにOFFなわたしであります。do not disturbの時間もかなり広め(平日仕事の勤務時間以外は電話にでんわ)にして外部からの介入を拒否してきたわたしであります。スマホは勤務用のカバンにいれっぱで休日を過ごすので月曜日シュッシャしたらバッテリーが切れていて充電始めたらなんかプライベイトのあれこれが溜まってたりときすでにおすしなんてことZARAなわたしであります。Youtube, Openrec, Twitch, Showroom, Abema TV, etc, etcからの通知を解禁したらどうなるか……。最近は律儀に毎時0分開始するストリーマーが多いので1時間おきに通知の嵐ぴろりんぴろりんぴろりん……。サウンドはOFFにしてバナーONがいいのかな?と発狂しながら調整しています。そこらへん煩わしさがVぅをっちの面白さ低下のしきいちこえてきたらソシャゲに冷めるようにぷっつり縁を切ってしまいそうな緊張感がある。vtuberカテゴリは一過性のマイブームなところがあるけれど、ゲーム動画・配信という側面ではずっと愛好し続けると思われるのでなんだかんだでゼロにはならないとは思いますが。ところでこの番組の直前はホロライブ所属白上フブキ選手の3Dモデルお披露目配信でした。精緻な2Dから制約のある(vrchatは2万未満必須、バーチャルキャストは5万以下推奨)ポリゴン3Dへの移行は、静的な見栄えが単純にダウンする。2Dモデルのチャームポイントを的確につかんだ静的なデザインりょくで見栄えのダウン幅を軽減し、あとはモーショントラッキングによる動きのちからで加点を稼いでいかねばならぬい。2D時代が長く2Dの魅力が高ければ高いほど3D化の期待値ハードルは高くなる。そういう観点ではアップランド勢の3D化は大成功だ。たくさんのじかんやおかねとじょうねつ投入した、最初から事業として計画された強力なピンtuberに劣らない魅力的なモデルを次々生み出している。キャラクター性の強い各選手のモーションと相まってファンとしておっかけているわけではないわたしさえ一種のエモみを覚えるほどだ。つよい。その点、にじさんじはどうだろう……。まず大きく先行した月ノ美兎選手。初3D配信はファンメイドのモデルで、ファンメイドらしい荒いところもファンメイドらしい扇情的なところもファンメイドらしくプレミアムな出来事でした。そのあと、Clusterかなにかで3D配信するってんで、現在まで使用されている公式版モデルが登場。ファンメイド版にくらべるとずいぶん地味なモデルで演者をゾゾアプリで計測してつくったんじゃないかという「妙にリアルな」体型体格だ。クラスター向けに急ごしらえした暫定版だよ……ね……と油断していたらその後のRageも同型で、共演者の並居る3Dうまれ3D育ちな3D列強からちょっと浮いてしまっていたところがある。しかしこのモデルは噛んだら味がでるタイプで、見慣れてくると月ノ美兎選手のキャラクター性によく馴染んてきた。また2D側のバージョンアップで大きくなった挙動が、この3Dモデルに彷彿みがあってるのもプラス要素だ。と言い訳に言い訳を重ねて納得した。そして長らく時間が空いて、他の選手の3Dもでるが「必要に応じて」順次公開されてゆくのだが……。これはあえて外注せずにいちから社で内製しているのかしら……?専門のデザイナーはいなけど技術力蓄積のために。と、3Dお披露目配信を次々見るたびになんとも言えない気持ちの連続であります。なにもいえねえ……!!ニーアオートマタの後にイース7をプレイしたときの気持ちがある(3Dキャラクターの造形やモーション的な意味で。ゲームとしてはどちらも大好きですよ!!!!!)。前置きはこれくらいにして番組本編です。司会は中堅組お笑いコンビの人(いま名前出てこない)。プロの芸人はやっぱりトーク力が破格。「でびどる!」のバラエティパートでふかわりょう選手がつよつよなのも頷ける。にじさんじ組が逆に場違い感さえある(月ノ美兎選手を除いて)。生放送ではバーチャルキャストを通じたラグがちょこっとあるためか、そのちょこっとのラグがリアルタイムの間合いが体に染み付いている芸人選手のテンポ感とちょっと合ってなかった。物理世界で射的スポーツをしてる人がゲームのFPSや遅延にてこずるみたいなかっこよささえある。そこらへんは徐々に適応・改善されると思われる。芸人選手のアバターは「V活」生まれ。専門のデザイナーに依頼してって手順をふむのとスピード感もコストも段違い。YABA。物述有栖選手のロケ企画はとてもよい。2Dスタイルでタブレットに配信し、タブレットをスタッフのおじさんが持って回るスタイル。キズナアイ選手がゲストで登場するときモニターに映し出されるパティーンのタブレット版。おもしろいのは、近くのロケ車?から配信しているらしく、食レポでは、頂いた食べ物をスタッフが走って配信場所まで届けるという手順が真新しい。タブレットおじさん、カメラマン、ロケ地での配信手配、お店への取材など、リソースが豊富なテレビならではのコンテンツ。これはabemaでやる価値のあるコーナーだ。ひな壇式/アメトーク式のトークパートにはあまり真新しさはない感じ。いろいろ大変だけどvの者有志で行われた前例がたくさんあるため。abemaでやる価値の薄いコーナーだ。こんご、VRならではのし掛けを盛り込んでいくのかしら。今回は「カメラマン」をあえて不可視化せず見せたのも、TVの模倣から始めて新規視聴者を慣れさせる糸があったのかも?v界隈を見ればぎっしり内輪ネタを詰め込んだ特濃コンテンツはたくさんあるけれど、abemaで新規視聴者に向けては薄味やむなしだ。ゲームコーナーについては特に感想はないです。にじさんじ勢はリアルイベントや外部展開が本格化してきて、家でぶひぶひいいながらタブレットでダラ見するていどのライト層であるあたいからはちょっと距離空きつつあります。雪卍選手の動画が癒やしだ……。

月ノ美兎 みとちゃんと行く温泉【入浴編】

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ゲームの短編動画は初じゃないですか!?!?これは雪卍選手を意識したあれですか!?!?やっぱりカ(ちから)やパワー(ぱわあ)が高卍な人がつくる短編動画は一味違う流石ですわ委員長。後日談(要出典)によると、VRゲームはコメントが読めないので配信向きではなく、収録したら結果こういう動画になったということ。ゲーム配信者がよくやっているように、VRゲームは、棒読みちゃんてきサムシングによるコメントを読み上げを併用することになりますが、月ノ選手のように1万人超の人が来てコメントが爆速で流れる状態では難しいかな・・・・・・。

【PUBG】VTuber最協決定戦メイン会場

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PUBGの大型企画。バーチャルな活動をしている20チーム80名の選手が全3試合を通じた順位点+キル点で競い合った。主催者渋谷ハル選手の実況解説に加え、各出場選手たちごとの配信もたくさん(各チーム1名はだいたい配信あり+複数名配信するチームもあり)行われたいへんな盛況となった。稲荷くろむ選手のチャンネル+メイン会場を主体に見てました。メインチャンネルでは、主に勝利者/ゲストチームへのインタビュアー役で登場の天羽よつは選手(はじめまして)の会話スキルが抜群に高くてびっくり。ひとくせふたくせどころじゃあ済まないような選手たち相手に落ち着いた会話さばきは貫禄さえ感じるほど。手練たお姉さんがやんちゃな甥・姪をあやすような安心感。チャンネル登録よぴゅうでした。

【裁き】KMNZ #リズ裁判@甲賀流忍者!ぽんぽこ

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2018/10/23水曜日の21-22時。AbemaTVでにじさんじがくじじゅうじしている時間の裏であります。PWO(パーティウェブオーバーグラウンド)向けコンテンツなので、わたくしのようなSWU(シャローウェブアンダーグラウンド)な人間には薄味すぎるところがあり、やっぱりアングラ感あるインサイドオブカイワイなネタを嗜みがちです。2人組ユニットKMNZのリズ選手が重度のツイ廃であることに注目したぽこぴーが、リズ選手の過去の変なツイーヒョを晒しあげ、相方のリタ選手が弁護・擁護する裁判スタイルの配信企画。脚本的には「おしゃれなKMNZのイメージを崩すのはいかんのでは?」という筋書きですがぽこぴー側も視聴者も「むしろ好感度が上がった。もっとやれ。」と好意的に受け止めたのでは。弁護人リタ選手もときにヤンキースタイルにキレてみせたりとコンビとしてのアクセントが効いて楽しい。ところどころ音声が途切れ途切れになったのがちょっと残念なところがあったが、総評としてKMNZをPWO側のキャラクターじゃねーかと食わず嫌いしていた人へのリーチ&アプローチで魅力が伝わる大漁大漁なシナジー大爆発な好企画じゃねーか!!

Abema にじさんじの くじじゅうじ 第2回

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とおもったらくじじゅうじは翌日でした。ゲームしてた(Forza Horizon 4)り冒頭と終盤は見てなかったりだけど。…やっぱりSWUのわたくしには薄味すぎ、かといってPWOには薄気味悪そうだし、いった誰得な番組なんだ……と思ったが、単純ににじさんじファンの合算で手堅く同時視聴1.5万人(推定)を維持できるコンテンツは、AbemaTVとしては十分ヒット番組というわけか……!!今年の前半は隆盛を誇っていたにじさんじですが、以降選手が何千人も増え面白い選手が次から次にあらわれ、グループとしては相対的に存在感がだいぶ薄くなったところがあります。そもそもといってしまえば、にじさんじ本体はあくまで個人の集合で放任的なところが特徴か。一糸乱れぬ統率を誇るアイドル部と好対照。徹底的に箱で囲い込んでくる。脱獄不能な収容所のような箱庭。箱庭内でさえ動画・配信で直接共演せず徹底的に個人鍛錬を積ませる。特殊なイベント(AbemaTV出演、Rage出場など)での外出がプレミア感が箱入り娘を見守るような味方を増やす。おそるべし。さてにじさんじ系列では、破格の戦闘力を持つ月ノ選手(番組のプレス向け会見で初手謝罪を、今回のコーナーで船場吉兆のものまねをぶっこむとか、人生の謳歌っぷりが破格)、破格のホロりょくを持つ竜胆選手、およびやや陰りも見えるが単純にゲーム好きなのでゲーム勢は引き続き注目です。あと様子のおかしな犬も……。

【ハニスト全員コラボ】お菓子くれないと飲み会しちゃうぞ!【 ハニスト】 2018/10/27

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ハニストを知る切っ掛け&ハマってくきっかけになった伝説的配信の続編。前回はパトラ、メアリ、シャルロットの3選手でしたが、今回はミコ、エリ選手を加えた全員集合(運営のななし選手はコメント欄)。これまた長時間配信でしたがガッツリみてしまいました。常時7000代パワーを出し続け、このコンテンツの需要の大きさを物語ってます。ハイ果汁率ハイペースで出来上がったエリ選手が垣間見せる熱血冷厳慈悲慈愛のようなサムシングが昂じてパトラ選手の活動過多っぷりを他のメンバー総出(ただしメアリ選手は爆笑)で突っ込み&心配するシーンは涙なしには見られませんコナミ

Vtuber男子校学力テスト】世界初男性Vtuberは誰だ!? 2018/10/28

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大規模企画アニマーレ&ハニスト学力テストに触発された(試験問題はアニスト企画の改変)男性vtuberによる学力テスト企画。15000パワーを維持し大成功となりました。9人の生徒を集め、事前に実施された学力テストの珍回答をいじりたおす番組です。生徒役の選手では、あっくん、ふくやマスター、ピーナッツ君選手以外はほとんど初見でした。まず成績について。ピーナッツ君選手が上位に入ることは予想通りでしたが、マスター選手、叶選手が下位側の選手というのは意外でした。特に事前アンケート「誰が最下位か予想」で叶選手がトップを取ったのをみて?「???」って感想でした。叶選手をしっかり追ってる視聴者には周知の事実だったんだろうなあと想像しつつ、しっかりは追っていなけどちょいちょい見ている感じではかなり「クレバー」な印象だっただけに。ゲームに対する体系的な理解や自分と相手の習熟度に応じたコミュニケーションのとり方とかファンコミュニティに対するコントロールであるとか、にじさんじの看板ぬきにしてプロゲームストリーマーの鑑だので。男性vtuberといえば、TECHよりの人が多く普段は会社勤めしつつ趣味でv活しおり「学力」面では優秀なのでは、という先入観が強かった。主催者の天開司選手もその点を危惧していたと述べていた。マスター選手も「職場でもこの声なので、真面目に話しても説得力がない」みたいな雑談をされていたので、手堅い成績を収めるのかなと思っていたので……。というわけで「かなり意外」だった叶、マスター選手に対する印象ですが……プラス側に振れました。よかった!はじめまして勢では、名前だけ知っていたケン選手が、ボボ選手みたいな朴訥な立ち位置ですこってなりました。他のみなさまについては、ほんと勉強不足で申し訳ないのですが、わちゃわちゃした状況では誰の声が誰で誰がどんなキャラクター性なのか把握できずでしたすみません。さて企画・司会の天開選手は、因幡はねる選手の名司会っぷりに続くプレッシャーもあったかと思いますが、堂々たるあれでした。統制の取れた教室で采配を振るう因幡選手と、無秩序な現場でタクトを振る(オーケストレーションする)後者。室内楽とフリージャズくらいの音楽性がでていた。個別の珍回答に対して考察・理解・フォローする前者と、複数の珍回答をギャグ漫画やコントのように組み立てる後者とか。共通するのはよい正答例もピックアップして褒めていくところ。

【雑談枠】正体ばれました【周防パトラ / ハニスト】 2018/10/29

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衝撃&濃密な小一時間のトーク配信。

  • vtuberを始める前、勤めていた会社(ブラック企業)を辞めた。
  • 辞めたことは実家の両親には秘密にしていた。
  • 手違いで公的な書類が実家に届いてしまい、それが発覚してしまう。
  • 不審に思った両親が探偵を雇って周防選手の身辺調査を行った。
  • Youtuber「周防パトラ」としての活動がすべて洗いざらい調べ上げられてしまった。
  • そしてこの配信が行われるついさっきまで、両親を必死に説得し、最終的に現在の活動への理解を得た。

といった内容。徹底的に調べ上げられたYoutube/Twitter活動のレポート内容は笑いなしには聞けず、現在の活動にハロウィンの歌動画や先日の飲み会配信などを例示して「Youtubeは遊びじゃない」「いまはとてもしあわせ」と説得する様子は涙なしにはエトセトラ。話のマクラからオチまでしっかりついた神回の名に相応しい独演会。身の上話に定評のあるパトラ選手の真骨頂みたりでした。

笹木咲 選手 にじさんじ卒業(2018/11/15予定)

がびーん。数少ないコンパクトに編集された動画がとても面白い系選手が減ってしまう大打撃感があります。雪卍選手へと受け継がれさらなる発展を遂げるでしょう。数万パワー級の選手が円満に引退というのはカイワイ初の出来事かしら?のこり半月の活動、最後の配信、最後の動画、がいかなる展開をみせるのか、しかと目撃したいと思います。

(追記)といいながら、後日配信されたゲーマーズ大集合のマイクラ卒業式配信はなんかべつな配信みてたかべつなゲームしてたかで見逃しました。アーカイブも長いし……。ライブやアーカイブが長いってのが「vtuberおっかけ疲れ」の主要因なのだけどライブのたびに総集編動画を配信者に期待するのは過酷すぎるしだからこそ親告すれば一発アウツな第三者によるまとめ動画が黙認されているとはいえ……10分でわかるといいつつ1時間みたいなしょーもな動画も多くかなり能動的に検索しないとアプロウツできないならまあいっかとそのときどきたまたまやってた配信を見る旧来のティヴィと同じポゼッッションに落ち着きつつありますって毎月同じこといってるきがす。

【緊急招集】NGなしのあにまーれ!ハロウィンを理由に渋谷よりうるさい放送【因幡はねる / あにまーれ】 2018/10/30 23:00-

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突然、あにまーれ全員(稲荷選手は機材の都合でテキストチャット参加)コラボ。24時時点でよいこのわたしは寝る時間なのでまず冒頭1時間を見た範囲で。後半アーカイブ見る機会があったら追記します。

直前?に行われたあにまーれ内部の定例ミーティングでなにかいろいろ噴出した?らしく、ならば表でろや配信でユーザ衆目の元で決着つけようや、となったのかならなかったのか、告知の時点でそうとう不穏な空気が。この日にはとあるSplatoon2の有名プレイヤー/配信者が、別のプレイヤー/配信者の度を越した悪ふざけ?に堪忍袋の緒が切れて三行半(プライベートマッチやクラン戦で関わるのを断つ)を突きつけるなど不穏な出来事があったばかりの不穏だいすきなので駆けつけてきました!!とはいえ、第三者視点だったり笑える程度の不穏は一種のゴシップだけど、当事者視点での不穏は辛いので苦手です。テレビのドッキリ企画で、ターゲットが継続的なストレスを受けるタイプ仕掛けは見てるこっちが辛くなって耐えられないタイプのヒューマンですから……。そしてこの配信はまさに当事者視点の不穏……なのか……?

愛が深い宗谷いちか選手、愛が重い宇森ひなこ選手、トリッキー日ノ隈らん選手、ドライ&ドライ稲荷くろむ選手、そして「組長」因幡はねる選手と、つくづくてんでバラバラな個性を持つあにまーれ面々による公開緊急ミーティング。個別具体的な課題を検討するというよりはお互いがお互いやグループについてどう思っているのか好き/嫌いを確かめ合う・探り合うような、ゴールが見定めづらいミーティング。ですが全員集合衆目の元腹を割って殴り合えばいままで分からなかったこと思い込んでいたこと抱え込んでいたことが浮き彫りになるかもしれない。それは和解する・決裂するとかいう決着ではなく同じ土俵に立つ同じスタートラインに並ぶ着地なのであにまーる。みたいなエトセトラ。

「自分はメンバーから嫌われている」このの根拠に、「自分が居ないところでいろいろ話してい阻害されている」を挙げ、お互いの言い分が空転したところ宗谷選手に「呼んだら来るか?」と踏み込まれて「(しばし絶句)……ごく稀に行く」と痛いところをつかれる場面があった。かくいうわたくしも「Aには参加したいとは思わないが声をかけられないのは疎外感がある」「Bには参加したいが自分から表明できず誘って欲しさを匂わすのが精一杯」思い当たるフシが山盛りあるので痛いほど痛いのであります。距離のとり方詰め方が不器用。フィジカル世界では「そういうこと」を話すなんて機会はないのでますます闇落ちしていく一方、オンライン世界ではこうやって殴り合えるのはちょっとうらやましいみたいな気持ちもあります。また、各メンバーが持論や誤謬、思い込みに意固地になりすぎることなく、言いたいこと言ったら素直に認める受け入れるみたいな姿勢があって素敵です。あとは野として山とすることもできる友人関係とは違う、vtuberの同士としてチームとしての向上を目標として共有するスポーツマンシップが効いている。宇森/宗谷選手はお向かいのお店のような強い関係を、稲荷/日ノ隈は好きなことを好きなようにできる関係を望み、因幡選手は関係性を築くのが苦手でそれぞれ音楽性の違いはあれどグループの看板は利用価値であり拠り所でもあるのかしら。しらんけど。

因幡選手(と日ノ隈選手)が配信側に目配せ効かせて、エンタメとして崩壊しないように進行したのも強みある。プロレスプロレスっつても、レスラーも時にはガチになって意地を張ることもあるありますよね……。

と、ここまでが24時までの1時間を見た時点で書いたテキスト。

(後半を見たら追記)

アーカイブが公開されてないので、なんか編集が必要なのかこのまま封印なのかしら……。伝え聞くところによると、その後、あにまーれの3D化が発表され、因幡はねる選手のモデル画像がちょこっとお披露目されたとかされないとか。前半のアブナいトークは生で見た人の特権だとしても、そこの部分だけでも切り出して公開されないのかしら。ちなその後、「腹をくくった」因幡選手が宗谷選手をオフに誘うなど、なにか劇的なことが起こっていて、少なくても因幡選手には何かしら転機となる重要な夜だったのかしら、と後半を水に寝ててしまったことが悔やまれます。

ハニーストラップの全員集合配信とは360回転した上で180度違う配信で、グループとしての在り方が好対照。単なる姉妹グループとは一線を画する戦略的な出来事だったのかもしれません。しらんけど。両グループを運営する謎の組織「ななし」たちの暗躍も恐ろしげまる。

ニコニコ超パーティ、もといSplatoon2甲子園関東地区大会Day2

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この怪文書シリーズをローカルテキストにしたためはじめるきっかけがニコニコ超会議だったので、やく半年を経た本イベントもまたマイルストーンヌ的なあれになるでしょう……!!と思いきや、オンライン視聴が有料だったので見られませんでした……!!残念……!!vtuberコンテンツについてはオンラインゲームで湧きがちな「無課金勢」ってやつなので……。あと、Splatoon2の公式大会関東地区予選(Nintendo Live)とかぶったので……。その関東大会の2日目、いよいよ前回大会の世界王者チームGGBoyzが出場ってことで大注目でした。結果、GGBoyzが優勝を果たすわけですが……ブロック予選最終戦(5回戦)が実質決勝と呼ばれるしびれる試合で心臓とまりそうになりました。準決勝、決勝はBO3(3戦行い先に2勝で勝者)だけど5回戦までは一発勝負なので波乱が起きやすく数々の有力チームが魔物に喰われてきました。かくいうGGBoyzも前回大会では九州地区大会の準々決勝で敗退し、プロチーム強豪チームオールスター戦となったオンライン予選を勝ち抜いて本戦出場を勝ち取った経緯があります。というわけでGGBoyz本戦出場おめでとうございますでした。ここまでの地区予選突破チームでは「えふわんけーき」、「Sengoku Gaming」、「閃華裂光」が四天王みたいな風潮でしょうか。本戦の対戦カード抽選を震えて待ちます。

ソンジャアネ